ついに、というか、漸く、というか、上野~東京間の新線が7月末に完成し8月より試運転が始まりました。
神田付近は地元の大反対を受け、また工事途中で大震災が有った影響で工事は大幅に遅れてました。
思い起こせばもともとは国鉄時代に有った路線を分断してしまったものを、時代の流れとともに再び繋げた
というのも皮肉なものです。
神田付近は新幹線の真上に高架橋を渡す工事ということで、この区間は新幹線の終電後に始まり、始発
までに撤収するという極めて時間を制限された工事でした。工事というものは人が現場へ行けばすぐに
始まるものではなく、安全確認、機材を揃え、材料が揃ってはじめて開始となり、撤収に関しても同じような
手順で現場を引き上げます。ですから現場で仕事できる時間はほんの数時間、考えてみれば気が遠くなるような
時間と作業だったと思います。
線路は完成して試運転が始まりました。これなら10月のダイヤ改正からでも使えそうです。しかし走行車両
をよく見るとスピードがかなり遅いのに気が付きます。実はこの路線、ご存知のように昭和初期の高架橋を
そのまま使ってます。今までは秋葉原の留置線への回送電車がノロノロ走ってるだけでしたが、開通すれば
それなりのスピードで走ります。当然ながら耐震工事が必要となりますが、高架橋下はテナントが入っている
のです。現在、高架橋下のテナントを一時的に追い出しての耐震工事が急ピッチで行われてます。

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- 2014/08/18(月) 16:07:59|
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