大正3年に東京駅が開場して12月20日で100年とのこと。誠におめでたい限りです。
19日にはその記念すべき日の前倒しでイベント列車が走りました。
東京始発の東海道本線からは寝台特急が廃止されてしまっており、今回はJR東日本
管内を走る形だけの記念列車です。24系のサボを見るとご丁寧に行き先が「伊東」と
いう当時ではありえない表記がされており笑えますが、あまり細かいことは言わないで
素直にPトップ牽引の特急富士を楽しませていただきました。


昨今よく言われる撮り鉄のマナーですが、少なくとも品川駅では皆さん大人でした。
大騒ぎになるこのようなイベント列車を走らせること自体が「騒ぎの元」を作ることです。
JRはよほど緻密な計画を立てなければ撮り鉄どうしのトラブルは永遠に無くならない
でしょう。
さて、昨日ニュースで世間を騒がせた100周年Suica。 JRのずさんな企画が浮き彫りと
なってしまいました。購入には全国から東京駅を目指し殺到したようです。購入できなかった
方々はお気の毒。購入できた方についてもお気の毒。どちらも100周年記念とはならず、
心の中に100年目の汚点として残ることと思います。
何度もこのブログに書いてますが、国鉄分割民営化後、JR東日本は死に物狂いで
会社を立て直してきており、ここ10年の実績を見ると目覚しいものがあります。土地や
建物の運営、やりくりなども見てもさすがと思うほどうまく活用されてます。ダメなものは
廃止、良いものは残す。大改革が次々と成功してると思います。
ただ、いつもこのようなイベントはことごとく失敗してます。必ずと言って良いほどトラブル
がありマスコミに叩かれてます。シュミレーションを練り重ねてはいるのでしょうが考えが
甘いとしか思いません。
次は無いので同じような企画をやるのであれば、手馴れた会社に委託してはいかが
なものでしょう。失礼ながら武士の商法としか思えません。

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- 2014/12/21(日) 15:15:05|
- 鉄道史
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