2泊3日のツアー旅行で北海道へ行ってきました。往復飛行機、現地ではツアーバスということで
鉄分は全く無いものと覚悟してました。
しかし、旅行前より密かに期待していたのが小樽総合博物館。ここには動態保存された蒸気機関車が
運行されていたり、嘗て北海道で活躍した車両が保存されていることを聞き及んでいました。
ツアーなので自由行動は許されないのですが、小樽では2時間半の自由時間がありました。ここで同行の
家内からの提案があり、家内は買い物、私は手宮へ行くこととなりました。
これは渡りに船。タクシーを飛ばし手宮に向かいました。これも偶然ですが乗ったタクシーが「つばめ交通」
運転手さんと話に花が咲き、降車の際思い切りチップを弾んでしまいました。

手宮は北海道鉄道発祥の地。7500型機関車しずか号、当時の1等車、大勝号、数えたらきりがないほど
貴重な鉄道遺産が保存されています。当日は時間が無いため管内を大急ぎで回り、動態保存の機関車
のビデオ撮影を終えて家内と合流しました。
画像はその鉄道遺産のほんの一部、スエ78の3軸ボギー台車です。
その後ホテルに到着。そのホテルというのが、なんと46年前に訪問した小樽築港機関区の上に建設
されていたのです。広大な土地にはホテルだけでなく、大型ショッピングセンターが建設されており、小樽
市民の買い物のメッカとなっていました。

画面右方向が嘗て機関庫があったところで現在は病院となってました。その昔、築港ではC62をメインとして
色々な蒸気が在籍してました。そのなかの1枚がC12 6です。

撮影した時は何とも思っておらず、ただ転車台に乗ってるので写しただけだと思います。しかし、これが
幸いしました。手宮にはこの6号機が保存されていたのです。

これは感無量でした。撮影当時は16歳、それから46年の歳月が流れ機関車は静態とはなってましたが
元気そうです。手を入れれば今にも動きそうな機関車。「よく来たな~ 元気か~」と機関車に声を掛けられた
ような気がしました。
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- 2015/05/19(火) 15:01:22|
- 蒸気機関車
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| コメント:2
手宮はまだ北海道鉄道記念館という名前だった頃(25年ほど前)に訪れましたが、当時は素朴な博物館という感で車両も機関庫周辺を除き展示というより留置しているような雰囲気でした。
当時のC126はC5550と一直線に資料館前に並んだ形で展示され、その前方には動態復元前のC623がいた跡もうっすら残ってたりとだいぶ長閑な場所だっただけに時間の流れを感じます。
小樽築港区もすでに廃止された時期のことで転車台以外はほぼ廃線か空き地という寂しい風景でしたが、その数日後見ることになる動くC623の姿は忘れられません。
- 2015/05/30(土) 15:59:37 |
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- 山の住人 #-
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山の住人さん 手宮、小樽築港行かれたのでしたか。私が小樽へ行ったのは今から46年も前の話です。手宮に至っては情報不足で存在すら知りませんでした。築港は蒸気の宝庫でした。いろいろ在席してましてB20という変わり種もいました。C62は3号機もいましたね。3号機は復活後また眠ってるようですが、JR東日本の力を借りて復活して欲しいです。やはりあのド迫力はD51など話になりません。
- 2015/06/23(火) 20:23:13 |
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